気付いたわ

気付いたわ

毎日適当に気軽に感想書くぐらいじゃないとこれ続かないわ

 

笑ってしまうけど投稿2回目にして悟った

 

一回まともに書こうと言う気持ちを捨てて書いてみよう

 

 

という訳で、

今日はブルージャイアントの良いところを書いていこうとおもう

 

BLUE GIANT(1) (ビッグコミックス)

BLUE GIANT(1) (ビッグコミックス)

 

 と思ったけど、また明日

ルサンチマン

このブログではじめに紹介するのは、

花沢健吾作「ルサンチマン

 

■あらすじ

時は2015年、東京が舞台。坂本拓郎(通称たくろー)はウオト印刷という零細印刷所に勤める独身、デブ、ハゲ進行気味のさえない男、ボーナス後のソープが楽しみの素人童貞。30歳の誕生日に旧知の友人3人と飲んだ際に、自分以上にさえない男であるはずの越後大作に、女にもててしょうがない上に仕事まで辞めたという話を聞かされる。

しかしそれはいわゆるギャルゲーの世界であると聞き、いったんはたくろーは呆れる。しかし飲み会の後、越後のアパートでやらせてもらった最新式のギャルゲーは、たくろーの想像を上回る高度なAIキャラクターとバーチャルリアリティプログラムにより構成された現実感(ある意味究極の非現実感)あふれるものだった。

完全な現実逃避とあきれつつ、うらやましく思ったたくろーは、ギャルゲーを楽しむためのパソコン一式を貯金をはたいて購入し、自分も仮想現実の世界を楽しもうとする。仮想現実世界での恋人を作るにはその人格AIをプログラミングしたソフトを購入する必要がある。たくろーはAIソフト売り場で偶然陳列棚の下に埋もれていた「TUKIKO(月子)」というソフトを購入する。喜び勇んで月子との仮想現実での生活を楽しもうとするたくろー、しかしプレイをしていくうちにそのAIソフト「月子」は普通のAIソフトとは違うことに気づいていく。

明らかになっていく月子の正体、話の進展に伴い、仮想現実世界(アンリアル)は現実世界を巻き込んでいく。

 

ルサンチマン(1) (ビッグコミックス)
 

 

この作品を一番最初に紹介する辺りで、僕の性格を疑われるかもしれない。

しかし、僕の気持ち悪い性格以外のきちんと理由もある。

 

というのも、つい先日(といっても2週間近く前だが)

全世界待望のPSVRが発売されたことが最大の理由だ。

世界は今、VR元年といわれるほどまでに、VRへの関心が高い。

 

だからこそ、この「ルサンチマン

この作品は、VRを題材にして描かれているのだ。

 

そして、その描写が何よりリアル。

VRはもうちょっとしたらこうなるんだろうな~って想像できるような描写ばかりだ。

舞台設定としては2015年として描かれているが、今を考えると2018年くらいにはこうなっていてもおかしくないと思う。

それを2004年に描いていた花沢健吾は、素直にすごいと感じる。

 

さらに凄いのは、性への執念。

作品中ではHMDだけでなく、キャラクターとのインタラクションのために、グローブに加え、全身スーツ、さらには自動で動くオナホールまであるという設定。

VRでセックスするための想像力が凄い。

 

ほかにも、アメリカ大統領がヒラリークリントンなのも花沢健吾の先見の明を感じずにはいられない。

(この記事を書いているときはまだ大統領選挙真っ只中で、トランプの可能性もあるが、僕はヒラリーが大統領になるんじゃないかと思っている)

 

そして、そのリアルな設定を遺憾なく生かして、童貞を描くことに関しては一級品の花沢健吾が、童貞とVR、さらにAIという組み合わせで、物語を描いている。

 

物語としては、

最後は半ば打ち切りのように感じる部分もあるが、内容としてはまとめられている。

 何より、月子を奪いに来る首謀者の正体が個人的にはツボ。是非最後まで読んでほしい。

 

 

■題名のルサンチマンてなんだ?

 

ルサンチマン(仏: ressentiment)とは、主に弱者が強者に対して、「憤り・怨恨・憎悪・非難」の感情を持つことを言う。 デンマークの思想家セーレン・キェルケゴールにより確立された哲学上の概念である。(Wikipediaより)

 

なるほどな~

わからん。

要するに嫉妬のようなものなのかしら。

と思って調べてみたら、

ルサンチマンとは嫉妬の感情を受け入れずに、行ってしまう行動のことを指すそう。

 

みんなが大好きなニーチェルサンチマンを定義していて、

社会的弱者が強者に現実的な力で勝てないため、屈折した感情を抱き、想像上の力によって復讐しようとする行いのこと。

すっぱい葡萄の例でいうならば、単に「あれはすっぱい葡萄だ」というだけでは単なる負け惜しみであってニーチェ的なルサンチマンではない。
狐が「ブドウを食べるのは人として(狐ですが)間違っている、ブドウを食べない人生が良い人生だ」と言ってそれを広めようとする、それがニーチェルサンチマン

 

このルサンチマンを一番表しているセリフがある。

VRの大先輩の大作が拓郎に言った

現実を直視しろ。おれ達にはもう仮想現実しかないんだ

 

もう最高すぎる!笑

このセリフだけでセンスを感じる。

 

この作品中では主人公だけでなく他の登場人物についてもルサンチマンが描かれている。

劣等感に対して、ルサンチマン的な行動を取るのか、克服しようともがくのか、

人物の行動として、様々な物語の根本的なものを題材としているので、シナリオは取り付きやすい。

しかし、登場人物や設定といった部分で、取っ組みにくさを感じられてしまう部分もあると思うが、

それも含めたとしても、僕は名作だと思う。

 

是非、今だからこそ、この作品を多くの人に読んでほしいとおもう。

はじめてのブログ

女もすなるブログといふものを、我もしてみむとてするなり

 

という訳で、ブログをはじめてみようと思います。

 

内容としては、最近触れたメディアについて書いていきます。

ゲーム、マンガ、アニメ、本、映画、音楽、舞台、ミュージカル、何でもありで書いていく予定です。

 

 

自己表現の練習と面白かったメディアの備忘録のつもりで書いていきますが、

これをきっかけに誰かと意見交換も出来たらうれしいなぁ。